コルガジェ×Beatmaker×ガレバン
やはりというか、当然ながらlogic、cubase、もしくはpro tools並みのコンプリートされた機能が実装されている訳ではありません。
ただ、持ち前の手軽さ、連携のしやすさを武器に、
アプリの多彩な組み合わせで音作りを楽しむのが醍醐味ですよね。
今回たまたま好みの組み合わせが出来たので、記事にしました。
今回のルール
以上。
制作手順
- KORG Gadget とBeatmaker2をAbleton Link で繋ぐ
- Beatmaker2でベーストラックを作る
- KORG Gadgetで上モノを入力する
- AudioCopyでデータを移動する
- Beatmaker2でアレンジ、ミキシングする
- GaragebandでトータルMix
KORG Gadget とBeatmaker2をAbleton Link で繋ぐ
KORG Gadget:設定→Ableton Link →ON(Disabled→Enabledに変わる)
Beatmaker 2:右上Link →Ableton LinkをON
遊んでみると分かりますが、まずBPMが同期するのであらかじめテンポを決めておくといいかもしれません。
Beatmaker2でベーストラックを作る
SONG→LOOP DURATION、BPM設定→メトロノームON
ドラムサンプラーでドラム入力→キーボードサンプラーでピアノ音源を選び、仮のコード伴奏を白玉で入力→ルート中心のベースラインを入力
keyとメインのコード進行はこの段階で決める事になります。ベースラインはルート音が分かればいいでしょう。
KORG Gadgetで上モノを入力する
Beatmaker2:LOOPをON→ベーストラック再生
KORG Gadget:任意のガジェット選択→Funcから小節数指定→再生をタップ(カウントインで同期します)→2、3パターン程録音
このカウントインが今回最大の難点でした。1小節4カウントなのでタイミング早すぎてもだめ。あとはAbleton Linkの精度の問題か、若干ずれる時がありました。そこにスウィング感は求めてないのに。
AudioCopyでデータを移動する
KORG Gadget:エクスポート→AudioCopy→各トラック選択→Copy Audio
Beatmaker2:PASTEBOARD→PASTE iOS TO BM2→任意のフォルダにSAVE SAMPLE→
AUDIO TRACKをトラック数分追加→IMPORT SAMPLE→データ選択
Beatmaker2にオーディオデータをまとめます。少しバテてきました。
Beatmaker2でアレンジ、ミキシングする
オーディオデータをリージョン編集したり、バスに送ってエフェクト処理したりといった通常のアレンジ、ミキシング作業を行います。tipsは割愛します。
GaragebandでトータルMix
Beatmaker2:EXPORT→WHOLE SONG→TO AUDIO FILE→EXPORT→SAVE
Garageband:新しい曲を作成→AUDIO RECORDERトラック作成→ファイル→iCloud Drive→場所→Dropbox→ファイル読み込み→ファイル名長押し→ドラッグ&ドロップ→COMP/EQ等任意の設定→FXプレイで味付け
おまけ。VISUAL EQやFXプレイはガレバンならではですね。
結論
Beatmaker2のオーディオサンプリング機能と、KORG Gadgetの豊富なシンセ音源をいいとこ取りできないかな、と思って今回のチャレンジに至りました。
現実的には、アプリの切り替えやデータの移動といった作業が多すぎて、普段の制作フローに導入するかといえば、厳しいです。
今回使用したアプリはコチラ
今回のワークフローで制作したトラックはコチラ